平成ジレンマ公開記念 東海テレビドキュメンタリー<傑作選>

平成ジレンマ公開記念 東海テレビドキュメンタリー<傑作選>

日時:2月19日(土)〜25日(金) 14:40〜 入場料金1,000円(税込)

会場:ポレポレ東中野

企画:東海テレビ放送 企画協力:東風、ポレポレ東中野

『平成ジレンマ』を生み出した東海テレビには、数多くのドキュメンタリーの傑作群がある。

その中からギャラクシー賞大賞受賞作をはじめ、阿武野勝彦プロデューサー・齊藤潤一ディレクター作品を中心にセレクト。

『平成ジレンマ』へと導いた「司法シリーズ」作品を始め、テーマは多岐にわたる。

ドキュメンタリーの新たな地平を発見することになるだろう。

■2/19(土)14:40〜『光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~』(2008年/50分)

ナレーション:寺島しのぶ プロデューサー:阿武野勝彦 ディレクター:齊藤潤一

日本民間放送連盟賞 最優秀賞、芸術祭優秀賞、ギャラクシー賞優秀賞

殺人鬼を守る鬼畜弁護団というバッシング。この事件で弁護士たちは激しく非難された。

1999年山口県光市で発生した母子殺害事件。当時18歳1ヶ月の少年が逮捕された。

世間は、犯人を死刑にせよと熱狂していた。報道も、被告の発言を「荒唐無稽」と切り捨て、弁護など不要という世論に加担していた。

鬼畜と呼ばれた弁護団の内部にカメラを入れ、社会の深層を照射した。

■2/20(日)14:40〜『罪と罰 娘を奪われた母 弟を失った兄 息子を殺された父』(2009年/50分)

ナレーション:藤原竜也 プロデューサー:阿武野勝彦 ディレクター:齊藤潤一

FNSドキュメンタリー大賞 大賞

犯罪被害者は、みな死刑を求めているのか…。2007年、名古屋・闇サイト事件で娘を殺害された母、磯谷富美子さん。

1983年、半田保険殺人事件で弟を殺された兄、原田正治さん。

1994年、長良川木曽川連続リンチ殺人事件で一人息子を失った父、江崎恭平さん。

死刑の現実と遺族の多様な思いを、肉親を殺害された3人の取材で明らかにする。

■2/21(月)14:40〜『村と戦争』(1995年/71分)

ナレーション:杉浦直樹 プロデューサー・ディレクター:阿武野勝彦

日本民間放送連盟賞 優秀賞、ギャラクシー賞 優秀賞、放送文化基金賞優秀賞

人口3,000人。小さな村の戦争とその傷痕。岐阜県東白川村。戦後50年という年に、村の古老たちが、各戸を回り、平和祈念館に収めるために戦争関連の遺品を収集していた。ハワイ真珠湾へ参加した雷撃隊員、満州開拓団、学徒出陣の兄と植物図鑑の好きな弟。半世紀たった山里で戦時品が語りだす。

■2/22(火)14:40〜『約束~日本一のダムが奪うもの~』 (2007年/50分)

ナレーション:小西美帆 音楽:間宮芳生 プロデューサー・ディレクター:阿武野勝彦 取材:鈴木祐司

地方の時代映像祭グランプリ、日本民間放送連盟賞 優秀賞

人生最大の悲劇は、金に換えられないものを力づくで奪われたり、騙し取られたりすることではないか。岐阜と福井の県境。「徳山ダム」のため徳山村は水没し廃村となった。行政は水没する道の代わりに新しい道路網の建設を約束したが、平成の市町村合併のドサクサにまぎれて反故にした。故郷を奪われ、道まで奪われた村民の怒り。取材開始は32年前。

■2/23(水)14:40〜『毒とひまわり~名張毒ぶどう酒事件の半世紀~』(2010年/50分)

ナレーション:仲代達矢 音楽:鈴木よしひさ プロデューサー:阿武野勝彦 ディレクター:齊藤潤一

ギャラクシー賞 奨励賞

司法は、獄中死を望んでいる…。1961年、三重県名張市で起きた女性5人の毒殺事件。犯人とされた奥西勝死刑囚は、一貫して獄中から無罪を訴え続けている。2010年4月、最高裁は名古屋高裁へ審理を差し戻した。鈴木泉弁護団長は「一日も早い釈放を勝ち取る」と言う。しかし、奥西は84歳…。帝銀事件の周辺も辿り、一度下した判決に固執する司法の姿を浮き彫りにする。

■2/24(木)14:40〜『検事のふろしき』(2009年/53分)

ナレーション:宮本信子 音楽:本多俊之 プロデューサー:阿武野勝彦 ディレクター:齊藤潤一

ギャラクシー賞 奨励賞

撮影絶対禁止の検察庁。そこにカメラを長期に入れた。検事は、法廷に行く際、濃紺の風呂敷を持っている。大きな風呂敷の中には、被告の罪状の一部始終が入っている。裁判員裁判の導入前夜、日本で初めて検察庁の内部に長期密着取材を敢行し、『公益の代表』として仕事にあたる検事たちの知られざる姿を映像化した。

■ 2/25(金)14:40〜『裁判長のお弁当』(2007年/48分)

ナレーション:宮本信子 プロデューサー:阿武野勝彦 ディレクター:齊藤潤一

ギャラクシー賞 大賞、日本放送文化大賞 入選

弁当が二つ。ある裁判長の注目すべき日常。愛妻弁当を毎日昼と夜、執務室で二回食べる生活サイクル。日曜も祝日も夜十時まで仕事を続けている。名古屋地裁の天野裁判長は、毎年400件の新規事件と100件の裁判を同時進行しなくてはならないのだ。日本で初めて、現役の裁判長に長期密着し、裁判所の内部そして裁判官の肉声を世に出したドキュメンタリーである。

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