コメント

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稀代の悪役を撮りながら、その悪役にこの作品は多角的に光を当てる。だからこそ光は多角的に反射する。問いはある。主観もあるでもあなたへの答えはない。
なぜなら答えは、この作品を目撃したあなたが考えることだから。

森達也(映画監督・作家)

「犯罪者」戸塚宏にさらなる社会的制裁を加えるためでは、もちろんない。 戸塚事件を、日本の教育を考えるための私たちの共有財ととらえ、正面から向き合おうとする姿勢につらぬかれた90分。
これは、阿武野―齊藤の黄金コンビが放つ、真に「社会派」と呼ばれるべきドキュメンタリーである。

是枝裕和(映画監督・テレビディレクター)

親切に教えない、手を差し伸べない、自分で気づかせ考えさせる。
なんだ、この映画は戸塚ヨットスクールそのものじゃないか。
TVならいくらでも楽に逃げられる。しかし映画館からは逃げられない。
もし席を立ったとしても何も解決はしない。
いや、観終えてもなにも解決はしないし答えなど出ない。
またこの映画を観たいか?と問われれば僕はNOだ。
ただ、予感はする。またこの作品を観なければならない時が来ると。
戸塚校長の、あの笑顔が観たくなる時が来ると。

大根 仁(演出家)

社会が、教育が、そして日本が、今抱えるジレンマという単語を映像化してしまった、畏怖すべきドキュメンタリー。
映画から発生していないからこそ撮ることが出来た。 「映画」の作り手たちはスクリーンを前に、驚け。

松江哲明(ドキュメンタリー監督)

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